ポケカプレイヤーにおける『形』とは…。
2013年2月3日 TCG全般 コメント (14)菊池寛の『形』という小説をご存知の方はいらっしゃいますか?青空文庫等で読める短編なので、今回の話を具体的に捉えたい方は、ぜひご覧下さい。
内容はうろ覚えですが、時は戦国時代、戦場で緋色の着物と長尺の槍をトレードマークとしている中村新兵衛という武士がいるのですが、その槍と着物を若い武者に貸してやったところ、その若武者は戦場で大活躍をし、一方で替わりの着物と槍を持って出陣した中村新兵衛は、なぜかいつも通りの力を出せずに、相手の雑兵に敗れる、といった内容だったと思います。
要はいつの間にか彼の身に付けていた着物や槍が大きな力を纏っていたということを言いたいのだと思うのですが、同じようなことはスポーツやカードゲームにおいても言えることでしょう。
カーニバルやジムチャレでもその人の名前や戦歴、カード捌きを見ただけで負けた気になることってありませんか?
また、相手があまり見慣れない海外製のスリーブを使っていたり、デッキ全体がキラキラに光っていたりすると、それだけで相手に気後れしたりしませんか?
私の場合は、スポーツでの体験から、この、場や相手の雰囲気に呑まれると負けだということは、感覚的に知っているため、相手が強いと感じた時は、ことさら強気に攻める姿勢を取るようにしています。【後述しますが、それでも無理なものは無理という場面もあります…。】
カードゲームにおいては、デッキ構築が、ある程度のレベルに達し、そのデッキに習熟していれば、カード捌きやデッキの相性はともかくとして、デッキや手札の内容からできることに、大きな差がつくようには考えられません。
差が付くとすれば、場や手札に応じた状況判断を、冷静に,的確に行うことができるかどうかということだろうと思っています。
ところが、実際には会場の雰囲気や相手の名前等に気後れして、正しい状況判断ができなくなって負けるという人も多いのではないでしょうか。
【自分自身も、大勢に囲まれてゲームをするのは初めて。しかも、相手はカーニバルの上位入賞者、という雰囲気に呑まれ、判断ミスを連発した経験があるので、偉そうな事は言えませんが…。】
結局、ここの部分は経験の蓄積によって解消していくしかないように思われます。私自身も行きつけのジムチャレでは勝てるのに、初めて行ったお店では惨敗してしまうこともしばしばです。
というわけで、強くなりたい、もしくは大きな大会で結果を残したいと考える方は、やはり色々な場に出て行き、経験を蓄積していくことが大事かと思われます。
強豪との対戦も、数多く蓄積されていくと、幾分慣れてくるのでしょう。チームで活動されている方々が強いのは自明の理です。
以前も述べましたが、この点で中部や関東に強豪が多いのは、ジムチャレ等に参加できる場の多さと、自主大会等でそういう場を意図的に作っているのが要因なのでしょう。
昨年のジュニア世界一を勝ち取った方が、札幌や名古屋、松本等に遠征されているのも、こうした経験値の蓄積をされているのが一つの理由だと思います。
ジュニアといえば、話題が元に戻りますが、海外製のキャップを被っていたり、世界大会のバッジ等を身に付けている少年に苦手意識があるのは、私だけでしょうか?
彼らの身につけているキャップやバッジ等が、まさに菊池寛が言うところの『形』なのでしょう。
ある程度のレベルに達したプレイヤーは、この『形』【『オーラ』『威圧感』等も同意かと思います。】を持っていると思います。それを、スリーブ、カード捌き、ファッション、小道具等で体現していくのでしょう。
私も強いプレイヤーとなれるよう、何か自分なりの『形』を身に付けたいと思う今日この頃です。
内容はうろ覚えですが、時は戦国時代、戦場で緋色の着物と長尺の槍をトレードマークとしている中村新兵衛という武士がいるのですが、その槍と着物を若い武者に貸してやったところ、その若武者は戦場で大活躍をし、一方で替わりの着物と槍を持って出陣した中村新兵衛は、なぜかいつも通りの力を出せずに、相手の雑兵に敗れる、といった内容だったと思います。
要はいつの間にか彼の身に付けていた着物や槍が大きな力を纏っていたということを言いたいのだと思うのですが、同じようなことはスポーツやカードゲームにおいても言えることでしょう。
カーニバルやジムチャレでもその人の名前や戦歴、カード捌きを見ただけで負けた気になることってありませんか?
また、相手があまり見慣れない海外製のスリーブを使っていたり、デッキ全体がキラキラに光っていたりすると、それだけで相手に気後れしたりしませんか?
私の場合は、スポーツでの体験から、この、場や相手の雰囲気に呑まれると負けだということは、感覚的に知っているため、相手が強いと感じた時は、ことさら強気に攻める姿勢を取るようにしています。【後述しますが、それでも無理なものは無理という場面もあります…。】
カードゲームにおいては、デッキ構築が、ある程度のレベルに達し、そのデッキに習熟していれば、カード捌きやデッキの相性はともかくとして、デッキや手札の内容からできることに、大きな差がつくようには考えられません。
差が付くとすれば、場や手札に応じた状況判断を、冷静に,的確に行うことができるかどうかということだろうと思っています。
ところが、実際には会場の雰囲気や相手の名前等に気後れして、正しい状況判断ができなくなって負けるという人も多いのではないでしょうか。
【自分自身も、大勢に囲まれてゲームをするのは初めて。しかも、相手はカーニバルの上位入賞者、という雰囲気に呑まれ、判断ミスを連発した経験があるので、偉そうな事は言えませんが…。】
結局、ここの部分は経験の蓄積によって解消していくしかないように思われます。私自身も行きつけのジムチャレでは勝てるのに、初めて行ったお店では惨敗してしまうこともしばしばです。
というわけで、強くなりたい、もしくは大きな大会で結果を残したいと考える方は、やはり色々な場に出て行き、経験を蓄積していくことが大事かと思われます。
強豪との対戦も、数多く蓄積されていくと、幾分慣れてくるのでしょう。チームで活動されている方々が強いのは自明の理です。
以前も述べましたが、この点で中部や関東に強豪が多いのは、ジムチャレ等に参加できる場の多さと、自主大会等でそういう場を意図的に作っているのが要因なのでしょう。
昨年のジュニア世界一を勝ち取った方が、札幌や名古屋、松本等に遠征されているのも、こうした経験値の蓄積をされているのが一つの理由だと思います。
ジュニアといえば、話題が元に戻りますが、海外製のキャップを被っていたり、世界大会のバッジ等を身に付けている少年に苦手意識があるのは、私だけでしょうか?
彼らの身につけているキャップやバッジ等が、まさに菊池寛が言うところの『形』なのでしょう。
ある程度のレベルに達したプレイヤーは、この『形』【『オーラ』『威圧感』等も同意かと思います。】を持っていると思います。それを、スリーブ、カード捌き、ファッション、小道具等で体現していくのでしょう。
私も強いプレイヤーとなれるよう、何か自分なりの『形』を身に付けたいと思う今日この頃です。
コメント
また、自主大会やチームを作って運営すること自体が強さに繋がっていると思います。
何か覚悟というか責任感というか(自分には全く無いですが)みんなで一緒に強くなろうという雰囲気、目標が同じ仲間とどれだけ対戦、交流できるか?の差でしょうか。
うちの子は気合の入ったイベントのときはサトシ帽をかぶってるのですが、
それが「形」だと分かりました。
やっぱり誰でも通る道ですよね。
そんな経験とかから気持ちの持ちようって大事なのがよくわかりました。
俺も相手をビビらせるぐらいのプレイヤーになりたいもんです。
「形」の話は逆に捉えると、「形」にこだわるとそれが崩れた時にもろい、という風にもとれるので、自分としては内にある自信を作り上げていくことが大事かなと、少しひねくれて解釈しています。
リンク・コメントありがとうございました。
いつも深い考察を惜しみもなく披露されていて、とても参考になります。
こちらからもありがたくリンク返させていただきます。
今後ともよろしくお願いいたします。
今後ともよろしくお願い致します。
私も身内で対戦している時とイベントで対戦している時ではやはりプレイミスを起こす回数がかなり違います。場の雰囲気もそうですが、イベントの場では対戦時間による制約も判断を鈍らせる要因の 1 つかなと思います。冷静に素早く状況に対処できるようになるには、やはり対戦回数を積んで各デッキ構築に対して十分に習熟することですね。
てっちゃんは、手作りのデッキケースをお持ちではないですか? 私はそれを見て、『この子、ただ者ではないな!』と思っていました。
あ行さんと言えば、言わずと知れたあのうちわが有名ですね。カーニバルの列に並んでいる時にも、『なぁなぁ、あれあ行じゃねぇ?』『多分な。すげぇイケメンじゃん!』というような会話を耳にしました。既に立派な『形』をお持ちだと思いますよ。(笑)腕前も含めて。
私が書こうと思って、迷っていたような話題【参考にしているDNのページ等】を書いていらっしゃって、考え方が非常に近いようでシンパシーを感じています。親子プレイヤーとしてお互いにがんばりましょう。尚、うちも息子は一年生です。そのうち親子対決してみたいですね。
H2さんのリンクから、記事を拝見しました。洞察力の鋭いレポートで参考になります。今後ともよろしくお願いします。
リンクありがとうございます。
ポケモン缶ですが,今ネットで見たらアマゾンで売っていますね。
リンクいただきます。これからもよろしくお願いします。
実績のあるしんいちパパさんと違い、こちら口だけ親父ですから、お会いする機会があっても逃げ回ってしまいそうです。それこそしっかり対戦を積んで精進して、それなりの自信を身につけてお会いできるよう親子二人頑張ります。よろしくお願いいたします。
何度もコメントすみません。
相互リンクありがとうございます。先程、Amazonでポチッとなしてしまいました…。
私だって、静岡でたいして実績のないただのオヤジでしたから…。いまだに息子には『パパ、僕には負けるくせに…。』と言われます。(笑)
こちらからもリンクさせて頂きますね。
私にとっての形がジャノビーになるまで頑張りたいと思います!
すでに周知されていると思いますよ。(笑) 今後も活躍されることを期待しています。